愛すべきばあさまたち
私は高齢者のデイサービスで働いているのですが
よく勃発します。
ばあさまたちの喧嘩が。
ある程度は傍観し、様子を見て間に入るのですが、ばあさまたちの攻防がなんとも面白いのです。
『このクソババア!!』
90を越えたばあさまが、これまた90を越えたばあさまに言うのです。
吹き出しそうになるのを必死に堪えます。
『鼻水たれが!!』ってのもありましたね。
(小学生か!!)
やはり人間ですもの。
合う合わないもありますね。
しかも出身地や育った場所もそれぞれなのでいろんな方言が飛び交う。
散々互いに言い合ったあとに『この人、口悪いなぁ!』と一方のばあさま。
傍観者だった私もついつい、『お互い様!』と合いの手を挟んでしまいます。
とは言えやはりすごい時代を生き抜いてきた方たち。
ひとえに尊敬です。
今の時代を生きる軟弱な私ではきっと乗り越えられないでしょう。
苦労した分、この豊和な時代を少しでも長く生きてほしいものです。
不思議なもので、認知症のばあさまたち、御主人が亡くなられたのは理解していても、自分の両親はまだ生きていると言う方がよくおられます。
(ばあさまの両親てなんぼや!!)
と思ったとてツッコミません。
『いくら歳がいってもやっぱりお母さんがいいね』
と言っていた方もみえました。
母は偉大ですね。
私も子どもたちが歳をとった時、また求められるようなそんな母でありたい。
昨日の一コマ
ばあさま(92)『あんたいくつになった❓️』
私『いくつでしょう❓️』
ばあさま(92)『私と同じくらいか』
私『……………。(´・c_・`)』
前にも
『うちの息子(70over)の嫁にならんか』
とスカウトされたことも。
笑いや喜びや驚きや悲しみ、時には腹がたったりもありますが毎日様々な刺激を受けています。
時にパワフルで時にユーモラスで時にチャーミングで、そんな愛すべきばあさまたち。