それは赤くて丸い嬉しい知らせ
はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」
仕事の合間、家事の合間、届いていないか確認する。
赤い小さな丸が見えると小さく心踊る。
ファッションブログを謳っておきながら一向にファッションのことを書かないこのブログを、
自分でさえ、マイブログからじゃなければどうやって見つけたらいいのかすらわからないくらい、誰も知らないようなこのブログを、
SEO?なにそれ?なこのブログを、
読んだとて特に何も得ることもないようなこのブログを、
どうにかこうにか辿り着いて読んでいてくれる人がいる。
そしてスターと呼ばれる応援メッセージを残してくれる。
赤く小さな丸が吉報を知らせてくれる。
なんともありがたいことではないか。
日常が少し彩られる。
心がパッと華やぐ。
アウトプットすることは大切だ。
自分という人間を見つめ直すことができる。
それを共有して応援してくれる人がいる。
それは時に私を励まし、慰め、叱咤し、寄り添ってくれる。
私も皆さんのブログを訪問しては、1人ほくそ笑んだり、共感したり、感動したり。
ブログを始めて間もない私は、はてなスターを付けるということが玄人の為せる技のように感じて躊躇していた。
だけど。
やはり伝えなきゃ。
感謝を。
届けなきゃ。
称賛を。
こんなにも簡単に伝えられる術があるじゃないか。
それはテールランプを5回点滅させるような、バイクのメットを5回ぶつけるようなそんなありがとうのしるし。
おもしれ!のしるし。
わかる~~のしるし。
すごいね!のしるし。
がんばれ!のしるし。
ここには私の知らないことがたくさんある。
知識が深まる。
世界が広がる。
そして今日もまた楽しみに待つ。
赤丸の知らせがくるのを。
1日1回でもいい。
見られない日があったって構わない。
何かを待つということは、なんとも味わい深く心地いい。
続けてみよう。
そう思える。
一瞬の心踊るその瞬間のために。