しまむらなめんな!!

日々慎ましく生きています。

母の愛

連日オリンピックの応援に熱が入ります。

 

なし崩し的に始まった感はありますが、始まったら始まったでやはり気になるものです。

 

さて、今週末は息子初めての野球の試合があります。

練習試合ですが。

 

オリンピックに比べたらあまりにも小さな挑戦ですが母としてはオリンピック程の熱量で彼を応援します。

 

オリンピック選手の親御さんたちはどんな思いで見守るのだろう。

 

我が子が戦っている様をなかなか冷静には見られないのではなかろうか。

 

私も経験がある。

 

あれは昨年、息子の運動会。

 

息子は勉強は…モゴモゴ…だけど、(下記参照)

 

mi-yamm.hatenablog.com

 

 

mi-yamm.hatenablog.com

 

 運動はできるんです。

 

ただできるというだけでなく、努力することができるんです。

 

一位を取って欲しいのではなく一位を取らせてやりたい親心。

努力を知っているから。

 

 

かけっこ最終組。

 

 

 

息子登場。

 

練習に付き合っていた主人はしっかりレースを見たいだろうと、ビデオ係をすすんで私が引き受ける。

 

位置について

 

よーい

 

パァン!!

 

スタートダッシュOK!!

 

加速OK!!

 

いや?後ろの子が迫ってきている。

 

ストライドが大きい。

 

差が縮まる。

 

ゴールまであとわずか!!

 

いけるか!??!

 

 

 

ギリギリセーーーッッフ🧟‍♀️👏!!

 

ふぅ。

 

一安心💨💨

 

…………。

 

 

じゃなかった!!ビデオ!!

 

慌てて確認。

 

レース途中からだんだん上を向いていくアングル。

 

ゴールの瞬間、ビデオは空を仰いでいた。

 

家族から非難轟々。

 

そんなこと言ったってしょうがないじゃないか。(えなり風)

 

冷ややかな目がささる。

 

はい。ごめんなさい……。(´・c_・`)

 

 

そしていつかのマラソン大会。

 

小学校のマラソン大会は中止になったので、近隣の県で行われる大会に息子の希望でエントリー。

 

毎日主人と練習。

余念がない。

 

それはただのマラソンではなく、トレイルランニングと言われるもの。

 

コースのアップダウンが激しい山道の厳しいレース。

 

キッズランは公園内のコースと書いてあったので、そんなにアップダウンもきつくないだろうと平地で練習を重ねる。

 

本番当日。

 

コースを見てビックリ!!((((;゜Д゜)))

 

崖と見違うほどの急な斜面。

リサーチ不足でごめん息子!

 

更にビックリなのは参加者のほとんどが、タンクトップのユニフォームに頭にはハチマキ。

陸上のクラブチームだ。

 

息子も驚きを隠せない様子。

 

短距離も長距離も学年で1番早い息子。

しかしこんな猛者たちの中、ただの一小学生の息子が太刀打ちできるだろうか。

 

3位以内には入れるだろうと思っていたが、考えの甘さを思い知らされた。

 

目標変更!

 

6位以内の入賞を目指そう。

いや。完走を目指そう。

 

いよいよスタート。

 

寒さと緊張で震える息子を見守る。

 

スタートの合図とともに走り出す。

 

ユニフォームの猛者たちは、対策して来たのだろう急な斜面でもキレイなフォームで上っていく。

 

息子はというと…フォームなんてぐっちゃぐちゃ。ただがむしゃらに100メートルほどの急斜面を駆けていく。

 

公園内を一周すると公園の外へ。

 

いやいや。

 

公園内って書いてありましたやん。出てったやん。外、山道ですやん。

 

がんばれ!息子!

 

見守れないから母は祈るのみ。

 

数分後、戻ってくる猛者たち。

 

きついコースだったろうにフォームが崩れていない。

 

さすがやね。

 

ゴールはスタート位置と同じ場所。

 

あの急斜面を今度は駆け降りる。

 

1人、2人、公園内に戻ってきた子を数える。

 

3、4、5、………6人目!!息子だ!!

 

急斜面を下ればゴールだ!

 

しかしすぐ後ろには7人目の子がせまっている。

 

レースじゃなければ絶対走るなと言いたくなるような急斜面。

 

でも今は言う!!

 

走れ!!!!

 

私は知ってる。

彼の努力を。

 

結果を残させてやりたい。

 

ああ。後ろの子と並びそう。

 

抜かれれば入賞を逃す。

 

いても立ってもいられず、斜面の上から応援していた私、息子と一緒に急斜面を駆け降りる。

 

ひとたび転べば下まで転がり落ちるだろう。

 

それ程までの急斜面。

 

下の娘二人を連れていたのも忘れ、息子の後ろから駆け降りる。

 

がんばれ!がんばれ!

 

もちろん私が脇に付いてきたとて結果が変わるわけではない。

 

しかし走らずにはいられない。

 

普段だったら恐くて絶対走らないだろう急斜面。

 

でも恐怖など感じないほど私もまた必死。

 

がんばれ!がんばれ!

 

 

 

なんとか抜かれることなく6位でゴール!!

 

安堵と共にその場にへたりこむ。

振り向けば見上げる程の急斜面。

 

こわっ

 

思わず呟く。

 

にしてもよかった。 

 

息子の努力も報われた。

 

表彰式、名前を呼ばれ前に出る息子。

 

照れくさそうだが嬉しそうだ。

 

母も嬉しい。

 

帰宅後、主人が息子のゴールの瞬間を残そうと、斜面下から録っていた動画には、急斜面を下ってくる息子の後方コース横を必死に駆け降りてくる私の姿がしっかりと写っていた。

 

母に置いていかれまいと二人の娘たち(園児)も必死に付いてきている。

 

あぁなんて滑稽な母の愛。

 

滑稽上等。

 

滑稽で結構。yeah!!

 

さて今週末の野球の練習試合。


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がんばれ!息子!

 

一緒になって、投げて打って走らないよう気を付けるyo!!