しまむらなめんな!!

日々慎ましく生きています。

父の日に思うこと

こんにちは!
私が住んでいる地域では今朝6時から環境美化活動がありました(早すぎ!!せめて7時!いや!8時でいい!!)

今日は父の日ですね👏


ちょっと私の父の話を…。
私の父は8年ほど前に亡くなりました。
癌が見つかった頃にはもう手の施しようがない状態でした。

行政書士と税理士の仕事をしており、自分の事務所を構えていました。

とても人望と人徳のある人で、厳しさと優しさ、賢さとユーモア、真面目さと愛嬌を併せ持った人でした。

お酒が好きで、人と外で飲んでくることが多く、いつも気前よくご馳走していました。
皆、酔っぱらいの父に上手に付き合って下さるので帰って来た父はいつも上機嫌でした。
飲み会や集まりで、皆より先に帰る際の言葉は決まって、真面目な父らしく
『お先にご無礼します。』
でした。

とても頼りになる人で、生前に自分の葬儀をプロデュースし、墓地の抽選にも自分で出向き、しかも一番いいところを引き当てました。

全部、本当に全部、自分で済ませてから逝きました。

残された母、兄、私は船長を失った船に今も乗ったまま、舵を切る者もおらず、右往左往しながら家族をやっています。母が経営する会社で働く仕事仲間でもあります。

皆で集まって食事などする時も饒舌な父がいないと時々手持ちぶさたに…

してもらうばかりで何も恩返しできないままでした。
ちょうど闘病の時期と重なり、長男が産まれたので、しっかり父と向き合うことができませんでした。

今でも何か壁にぶち当たった時、(父がいれば、、)と思うことがありますがきっと母も兄も同じ思いでしょう。

入院中は見舞い客がひっきりなしに訪れていたし、未だに命日にはどなたかがお酒を供えてくれています。皆に愛された父でした。

父のようになりたいと漠然と思うけれど、私が受け継いだところと言えば、色の黒さと、短い足と、発達したふくらはぎくらいでしょうか…

父が、葬儀の最後に読んでもらうようにと書き残した『私の大切な人たちへ』という手紙には
父のそれまでの生い立ちや各場面で出会った人たちへの感謝の言葉が記されていました。

そこで
『真っ当に生きた、その充足感で満たされています』
という一文がありました。何かあるたびにこの言葉を思いだし、自分も人生の最期にそう思えるように生きたい。そう思います。

そして私には『父さん自慢の娘です。』という言葉をくれました。この言葉も、ことあるごとに、私を奮起させてくれています。

今頃、上で何を思うのかな~不甲斐ない娘をどう思ってるかな~一緒にお酒飲んだらよかったな~酔っぱらいのよた話に付き合ってあげたらよかったな~私気づかなかったけどファザコンだったのかな~なんて思うことはたくさん…

だけど伝えたいことはただひとつ
『ありがとう』
これだけです。

親孝行
思った時には
親はなし

昔の人はよく言ったものですね。本当その通りです。親孝行できるってことは幸せなこと
そう思わなければならないのかもしれません。

父に返せなかった恩を母に返したい
と思いながらもぶつかり合うこともしばしば💦
まだまだ甘えがあるのでしょうね。
元気な内に少しずつでも孝行できれば…そう思います。

父が大事な人たちに宛てた最期の手紙はこう締め括られていました。

『お先にご無礼します。』
と…。


さて!今日は我が家の子どもたちと一緒に焼き肉で主人にありがとうを伝え、父に献杯したいと思います!